最高出力477kW(649PS)、最大トルク855N・m(87.2kg・m)、一世紀以上におよぶキャデラックの歴史の中で最もパワフルな6.2ℓ V8 スーパーチャージド直噴エンジン。これによりキャデラックCTS-Vは、0-60mph(約96.5km/h)加速3.7秒という驚異的な力を手に入れました。コンパクトなイートン社製スーパーチャージャーに加えて、直噴システムやアクティブフューエルマネジメント(気筒休止)システムも採用しており、ハイパフォーマンスと優れた効率性を両立します。
驚くほど素早いギアチェンジで、瞬く間にトップスピードまで到達できる8速オートマチックトランスミッション。6.2ℓ V8 スーパーチャージド直噴エンジンのパワーを最大限に引き出す、最新鋭のシステムです。そして、まるでレーシングカーのようなスタートダッシュを可能にするローンチコントロールも搭載。軽やかなタッチでシフトチェンジできるマグネシウム製ステアリングパドルシフトスイッチを操れば、意のままのパフォーマンスが堪能できます。
フロント6ピストンキャリパー、リア4ピストンキャリパーを装着。サーキット走行にも対応する制動力と耐久性を備えています。
路面状況に応じて1,000分の1秒単位で減衰力をコントロールし、想像をはるかに超える操縦安定性と快適な乗り心地を両立します。減衰力の応答性が先代より40%向上しました。また時速60マイル(約96.5km)に達すると、路面の1インチ(約2.54cm)ごとに最適な減衰力に制御します。
専用に開発されたミシュラン社製パイロットスーパースポーツタイヤは、サーキットでは比類ないグリップ力を、公道では上質なドライビングフィールをもたらします。
コーナー出口で最適なトラクションをサポートするeLSD(電子制御式LSD)が、意のままのコーナリングワークを実現します。
アグレッシブなスポーツ走行から日常の穏やかなドライブまで、走りをカスタマイズできるドライバーモードコントロール。「ツアー(通常設定)」「スポーツ」「トラック」「スノー/アイス」の4モードで、ステアリングやサスペンション、トランスミッションなどの設定を調整し、ドライビング特性を最適化します。
「トラック」モードで使用できる「パフォーマンストラクションマネージメントシステム」は、サーキットでのパフォーマンスを最大限に高めるために、トラクションやスタビリティコントロールなどを統合制御します。 「ウェット」「ドライ」「スポーツ1」「スポーツ2」「レース」と5つのモードを選択できます。
明確な意図を持った機能性と、存在感を主張するデザイン性が融合した、Vシリーズ独自のメッシュグリル。開口部が大きく、メッシュパターンも大きくなっており、スーパーチャージドエンジンへの吸気効率を高めています。
精悍なスタイルを生み出すだけではないフロントエアロスプリッター。車体前面の気流を受けとめてダウンフォースを発生させ、揚力を抑えることで、トラクションやハンドリング性能の向上に貢献します。
カーボンファイバーで仕立てたエンジンフードは、ボディの軽量化に貢献し、パワーウェイトレシオを向上させます。中央に設けたダイナミックなエアアウトレットは、エンジンコンパートメントの熱を車外へ排出するとともに、揚力を抑えて走行安定性を保ちます。
アグレッシブなリアスポイラーは、強力なダウンフォースを発生させてリフトを低減。さらに、車体後部にまとわりつく空気を逃がし、安定性を高める効果を持ち合わせています。
路面に吸いつくような走りを生み出す、一体型のリアディフューザー。ボディ下面を流れる空気を効果的に拡散して負圧にし、グリップを強化します。
スーパースポーツセダンらしい特別感を醸し出す、マットカーボンファイバーのインテリアトリム。リム部が厚く操縦性に優れた、Vシリーズ独自のステアリングホイール。そして、上質なスウェーデッドマイクロファイバーを施したヘッドライナーやシフター。キャデラックならではのラグジュアリーな意匠とスポーツが融合した室内空間。レーシングテクノロジーを反映したRECARO®パフォーマンスシート*には、最適なドライビングポジションを設定できる16ウェイ機能も搭載しています。