キャデラック LYRIQ（リリック）は、ラグジュアリーSUVの快適性と、電気自動車ならではのパワフルな走りを両立した一台。3mを超えるホイールベースによる安定感と、電動パワートレイン特有の瞬時に立ち上がるトルクが、スムーズかつ刺激的なドライビングフィールを実現しました。 

主任開発エンジニアのトッド・ブルーダーはこう語ります。

「LYRIQ（リリック）の瞬時に立ち上がるトルク特性により、同様の性能を持つ内燃エンジン車よりも、車両の応答性と運動性能が大幅に向上しています。」

LYRIQ（リリック）は前後に1基ずつモーターを搭載するeAWD（電動四輪駆動）により、フルサイズSUV「エスカレード」と同等のトルクを発揮。そのシームレスな加速はまるでワープするかのような感覚で、ドライバーを刺激します。さらに電気自動車のもうひとつのメリットでもあるステアリングの切れ角が大きく取れるため、タウンユースでの機動性は見た目では想像できないほど取り回しが楽なことも特徴です。

LYRIQ（リリック）はエンジン音や排気音がない電気自動車でもドライバーとの一体感を大切にする為、独自のEVサウンドを開発しました。ハンズフリー通話や音楽再生時にはサウンドを抑制し、アグレッシブなドライビングやスポーツモードを選択した時には、よりエモーショナルなサウンドに変化します。走行状況に応じてサウンドが調整され、静粛性と走る楽しさの両方を兼ね備えています。

LYRIQ（リリック）のeAWDシステムは、前後に独立したモーターを搭載し、電子制御によって前輪と後輪の駆動配分を最適化します。必要に応じて前輪への駆動力を迅速に供給する一方、通常時は後輪駆動の効率性を優先します。悪路や雪道といった条件下では、状況に適した安定性とトラクションを確保することでスリップを防ぎます。EVならではの力強いトルクと緻密な駆動制御により、スムーズで安定感のあるドライビングを可能にしています。

LYRIQ（リリック）の新世代ステアリングシステムは、高度なトルクオーバーレイによってアシスト量を増減し制御や補正を行い、常に正確なハンドリングを提供します。街乗りでは軽快で扱いやすい操作感、スポーツ走行では正確なレスポンスでドライバーの意図に応えます。また、フロントサスペンションはキャデラックのSUVとしては初となる5リンク式を採用していることも特徴です。

LYRIQ（リリック）はフロントにブレンボ製パフォーマンス6ピストンモノブロックキャリパーをフロントに採用しているほか、BDC（ブレーキドライ&クリーニング）機能により、濡れた路面や雪上での走行時、わずかにブレーキ圧力を加えることによってディスク表面の乾燥やクリーニングを行います。これにより、ブレーキフィールや性能が向上し、ブレーキディスクの寿命も向上します。EVの静粛性や快適性を損なうことなく、スポーティな走行性能と安全性を両立しています。